2025年11月11日

WEB

TVer広告で成果を出すには? ―「最初の2秒」と「年間運用」が鍵―

 

「テレビCMは費用がかかるし、うちには関係ない」そう思っていませんか?
もしそうなら、それは大きな誤解です。

TVer広告は、地上波テレビCMとはまったく異なる特性を持つ、中小企業や個人事業主でも手軽に始められる新しい映像広告です。

この記事では、TVer広告で確実に成果を出すためのクリエイティブ設計と運用方法を、具体的な事例を交えながら解説します。

 

地上波テレビCMとの違いを理解する

まずは、TVer広告と地上波テレビCMの大きな違いを把握しておきましょう。

地上波テレビCMは、全国一斉に放送されるため、広範囲にわたる大規模な認知を獲得するのに向いています。しかしその反面、「届けたい相手」がいない地域にも広告が届いてしまい、費用対効果が悪くなることがあります。

一方、TVer広告は、地上波で放送された番組の見逃し配信や、バラエティ・アニメ・ドラマ・スポーツなど特定の番組を視聴しているユーザーに向けて広告を配信します。

最大のメリットは、ターゲットを細かく絞り込めることです。

例えば、

東京23区に住んでいる20〜30代の女性
関東圏で住宅の購入を検討している男性
関西圏の特定の番組を見ている層

 

といったように、地域、年齢、興味関心などで「本当に広告を届けたい人」にだけピンポイントでアプローチできます。

そのため、地上波CMに比べて放映単価を圧倒的に抑えることができ、少ない予算でも効率的に広告を届けられるのです。

 

SNS広告とTVer広告の根本的な違い

「動画広告ならSNSでもいいのでは?」と思うかもしれません。SNS広告はフィードやストーリーズに表示されますが、ユーザーはすぐにスキップしたり、スクロールして飛ばしたりすることが多いため、広告が最後まで見られないケースが少なありません。

しかし、TVer広告は、番組の前後や途中に動画広告が挿入されるため、視聴者の約95%が広告を最後まで視聴するというデータがあります。

つまり、ただ表示されただけの「インプレッション」ではなく、「確実に伝わる」という点において、TVer広告は圧倒的な強みを持っています。

 

成果を出すためのクリエイティブ設計:2秒で心をつかむ

TVer広告のクリエイティブは、「最初の2秒」がすべてです。長々と説明する必要はありません。まず、「誰の広告か」を瞬時に伝え、視聴者の記憶に残るを提示します。
私たちが提唱するのは、「2秒→7秒→15秒」という3段階の構成です。

~2秒(掴み)
商品やサービスの象徴的なカットと、7〜12文字の覚えフレーズを同時に表示します。
ユーザーに「この広告は、あの商品のことだ」と一瞬で認識させることが目的です。
~7秒(理由)
商品・サービスを利用した後の「便益」を映像化します。
映像と同時に導入社数や顧客満足度など、信頼性を裏付ける簡潔な情報をテロップで表示します。
~15秒(行動)
ランディングページ(LP)と同じ流れで、「便益→証拠→CTA(行動喚起)」を画面で再現します。
最後にLPと全く同じ短縮URLQRコードを表示し、次の行動を促します。

 

このシンプルな型を守れば、複雑な編集や大量の素材がなくても、視聴者に「伝わる広告」を作ることができます。動画は情報を詰め込みすぎないことが重要です。

 

【ストーリーボード例(15秒)】

0:00–0:02 覚えフレーズ+商品寄り映像+ロゴ
0:02–0:06 利用後の状態+便益の一言
0:06–0:10 証拠(導入数・満足度・第三者の声など)
0:10–0:13 使い方や導入シーン
0:13–0:15 CTA+短縮URL/QR

 

ポイント:クリエイティブで変えるべきは「映像の空気感」だけです。「覚えフレーズ」は固定し、繰り返し視聴してもらうことで、記憶への刷り込み効果を高めます。

T'ver広告

成果を出すための運用方法:じわっと効かせる「刷り込み型」

TVer広告の運用は、短期間で大きな成果を求めるのではなく、年間を通してじっくりと効果を浸透させることを基本とします。

Always-on(常設)
覚えフレーズを固定して通年で運用し、ブランドの認知を継続的に構築します。
日予算を一定に
日々の予算を細かく変えず、一定のペースで露出を重ねることで、安定した広告効果を生み出します。
差し替えは最小限に
映像や静止画はむやみに差し替えず、一貫性を保つことで、視聴者の記憶に深く刷り込みます。この「刷り込み型」の運用により、少ない予算でも高い費用対効果を生み出すことができます。

低予算から始められる費用感

TVer広告は、中小企業でも無理なく始められる価格帯が魅力です。

TVer単体運用
広告費用は月額4万円〜、動画制作費用は1回7万円〜でスタート可能です。
OOH(交通広告)連動
電車ポスターやバス車内ステッカーと連携すれば、月額6万円〜、制作費10万円程度〜で展開できます。

 

TVerとOOHを組み合わせることで、「テレビで見た→街で見た→スマホで検索した」というように、オフラインとオンラインをシームレスにつなぎ、効果を最大化できます。

業種別の応用例

TVer広告は幅広い業種で活用できます。以下にいくつかの例をご紹介します。

不動産業

覚えフレーズ
「駅前で家の相談」
運用
TVerで認知、OOHで日常的に接触を重ね、最終的に検索から来店予約へ誘導します。

クリニック

覚えフレーズ
「土日も診療」「〇〇専門医」
運用
夜間の視聴が多いTVerで、すぐに電話予約につながるような具体的な情報を提示します。

建設業

覚えフレーズ
「地域名+職種募集」
運用
採用活動や案件獲得に向け、TVerで信頼感を醸成。OOHを併用すれば地域社会への浸透力を高めます。

 

成果をどう見ればいい?

TVer広告の効果は、問い合わせ件数や指名検索数の増加で判断します。

指名検索の推移
Googleサーチコンソールなどを使い、自社名や商品名での検索数が増えているかを確認します。
問い合わせ件数
問い合わせ件数が単月だけでなく、3ヶ月の平均で右肩上がりに伸びているかを確認します。
問い合わせ内容の具体度
「空いてますか?」のようなざっくりとした問い合わせから、「初診は何時に取れますか?」のように具体的な内容に変わっていれば、広告が効果的に機能している証拠です。

よくあるご質問

Q. 成果が出るまでどのくらいかかりますか?
A. 短期間で急激に成果が出るというよりは、3〜6ヶ月かけて少しずつ効果が現れ始め、1年を通じてじわじわと浸透していきます。
Q. 地方や小規模な事業者でも効果はありますか?
A. 大いにあります。TVerは配信エリアを細かく設定できるため、地域密着型のビジネスでも無駄なく広告を届けられます。
Q. 競合が多い業種では不利になりませんか?
A. 「覚えフレーズ」で指名検索を守る仕組みを作れば問題ありません。TVerで刷り込んだフレーズを検索広告やLPでも統一することで、ユーザーが競合に流れにくくなります。
Q. 自作動画でも通用しますか?
A. 全く問題ありません。スマホで撮影した映像にシンプルなテロップを入れるだけでも、十分な広告素材になります。(ただし、画質はある程度求められます)
Q. 同じ広告を長期間出しても飽きられませんか?
A. フレーズを変えなければ飽きられる心配はありません。むしろ同じフレーズを繰り返すことで「刷り込み」効果が高まり、記憶に残りやすくなります。

まとめ

TVer広告は、地上波CMのような大規模な費用をかけることなく、「届けたい人に、届けたい情報」を効率的に伝えることができる、中小企業に最適な映像広告です。
「最初の2秒で伝え切るクリエイティブ」と「年間を通してじわっと効かせる運用」が、成功への鍵となります。

まずは、皆さんの商品やサービスの「覚えフレーズ」を一緒に考えてみませんか?
現在お持ちのLPや動画素材を活かしたご提案も可能です。お気軽にご相談ください。

TVer広告について、詳しくはこちらから

 

運営者情報

運営者
株式会社キョウエイアドインターナショナル
住所
東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル17階
お問い合わせ
https://kyoeiad.co.jp/contact/
電話番号
0120-609-450

関連記事