2023年5月10日

交通・屋外広告

ラッピングバスとは?特徴や種類・メリットとデメリットを解説

ラッピングバスは、特定のエリアで幅広い層にリーチできる優秀な広告手法の一つです。
ラッピングバスのデメリットを理解して運行エリアや広告デザインを工夫することで、広告効果を最大化させることができます。

本記事では、ラッピングバスの特徴と効果、メリット・デメリットについて解説します。
ラッピングバスについて知りたい方や、特定エリアで広告を出したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

ラッピングバスとは?

ラッピングバスとは、企業広告やイベントプロモーションなどの目的で、バス全体にデザインやメッセージを印刷した特殊なフィルムで覆われたバスを指します。公共交通機関であるため、老若男女問わずバスを利用する幅広い層の人々に広告を届けることができます。

ラッピングバスには他の広告手法にはない特徴があるため、目的に合わせて利用すれば高い宣伝効果が期待できます。

ラッピングバスの特徴

ラッピングバスの宣伝効果として、下記が期待できます。

  • 高いインパクトを与えることができる
  • エリアターゲティンができる
  • 反復性が高い
  • 公共性が高い

それぞれの効果について詳しく解説します。

エリアターゲティンができる

ラッピングバスの最大の特徴として、エリアターゲティングが可能であることが挙げられます。エリアターゲティングとは、特定の地域や路線上のターゲットを対象にして広告を行うことを指します。

たとえば、都心部のビジネスマンをターゲットにしたい場合、主要なオフィス街を通るバス路線を選択すれば、そのエリアに集中して広告を打ち出すのです。ラッピングバスはエリアターゲティング広告として、地域のターゲットに適切に訴求できるメリットがあります。

反復性が高い

ラッピングバスは、一日に何度も同じルートを走るため、同じ人々に何度も広告を見せることができます。広告の繰り返し露出が増えることで消費者の記憶に定着しやすくなり、宣伝効果の増大が見込めます。

反復性を高めることによって、ブランド知名度や広告効果を高めるのに有効です。通勤・通学路を通行する方や、バス停で待っている方はじっくりバスを見る機会が多いため、より高い訴求力が期待できます。

公共性が高い

ラッピングバスは、公共交通機関であるため、広告が多くの人々に見られる機会を確保できます。通勤・通学やショッピングなど、様々な目的で幅広い層の方がバスを利用するため、社会のさまざまな層に広告がリーチできるのです。

また、バスは歩行者や自動車の運転手にも目に入りやすく、バスの利用者以外への広告効果を期待できます。ラッピングバスは移動する広告媒体であるため、一定のエリア内であれば、広告は常に人々の視界に入れることができ、地域社会への訴求力も高める効果があります。

ラッピングバスの種類

ラッピングバスの種類

ラッピングバスは、広告やプロモーションの効果を最大限に引き出すために、さまざまなデザインや形式が存在します。

ラッピングバスの種類は、下記の通りです。

  • フルラッピング
  • パートラッピング
  • 左側全面・右側全面
  • 背面全面

それぞれの特徴と効果を詳しく解説します。

フルラッピング

フルラッピングは、バスの車体全体を広告デザインで覆うため、最もインパクトが大きく、高い広告効果を期待できます。バスの車体全体にわたってデザインが展開されるため、遠くからでも目立ちやすく、通行人や他の車の運転手に強い印象を与えられるのです。

広告スペースが広いため、他の種類よりもより多くの情報やビジュアル要素を盛り込むことができるのがメリットです。

パートラッピング

パートラッピングは、バスの一部分だけをラッピングする方法です。バスの一部分を装飾する手法のため、他の種類よりも費用対効果が高いという特徴があります。広告スペースが限られており、デザインやメッセージをシンプルにする必要があるため、より訴求力の高いデザインが求められます。特に、窓の部分を除いて、サイドやフロント部分に広告を配置することが一般的です。

左側全面・右側全面

左側全面・右側全面のラッピングは、バスの左右どちらか一方の側面を全面的に覆う方法です。広告主は特定の方向からの視認性を重視できるため、よりターゲットを絞った広告が可能になります。

たとえば、バスが特定のルートを走行する際に、左側が歩行者・車道に面している場合、左側全面のラッピングが効果的です。

背面全面

バスの背面全面のラッピングは、バスの後部を完全に覆う方法です。特に車両後方からの視認性が高くなるため、他の車の運転手や歩行者に対して、長時間にわたって広告を見せることができます。

背面全面ラッピングは、待ち時間や渋滞時にも広告をじっくりと見る機会が与えられるため、効果的なメッセージ伝達が期待できます。

ラッピングバスのメリット

ラッピングバスを利用するメリットとして、下記のことが挙げられます。

  • エリア内にある施設やサービスへの誘導ができる
  • 知名度が拡大する

それぞれ詳しく解説します。

エリア内にある施設やサービスへの誘導ができる

ラッピングバスは、特定の地域やルートを運行するため、広告主は運行エリア内にある施設やサービスへの誘導をしやすくなります。たとえば、ショッピングモールやレストラン、観光スポットなど、エリア内で人気のある施設やサービスを紹介する広告を掲載すれば、バスを利用する人々や通行人にその存在をアピールできます。

さらに、バスのルートがその施設やサービスの近くを通ることで、直接的なアクセスを促す役割を果たすため、合理的に広告を行えるのです。

知名度が拡大する

ラッピングバスの広告は、他の広告手法と比較して目立ちやすく、多くの人々の目に留まりやすいです。広告を掲載した企業やサービスの知名度が拡大し、ブランドイメージの向上や認知度の向上が期待できます。

また、ラッピングバスは移動する広告媒体であるため、広告が様々な場所で見られる機会が増え、さらなる知名度向上につながることがメリットです。

ラッピングバスのデメリット

ラッピングバスには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。ラッピングバスのデメリットについて詳しく解説します。

費用対効果の判断が難しい

ラッピングバスの費用対効果は目に見える形で表れるものではないため、ラッピングバスの費用に対する効果が見えにくいです。Web広告であれば、広告に対するクリック数や購入・成約数の正確なデータが分かるため、広告効果のレポートを元に、広告に対してどれだけの費用対効果があったのかを確認できます。

しかし、ラッピングバスの場合は、広告を見たことによって商品を購入したり、サービスを利用したりしたかどうかわかりません。そのため、ラッピングバスにかかった費用を回収したうえで利益を出せたかどうかがわかりにくいのです。

ラッピングバスで広告を出すには、下記の費用が含まれます。

  • デザイン制作費
  • ラッピング施工費
  • 広告掲載料 など

また、上記の費用に加えて、広告を載せるバスの種類や掲載期間によって、広告費用が大きく変動する傾向にあります。

一般的な費用相場として、6ヶ月間フルラッピングのバスを契約した場合は、50~100万円の費用が必要です。費用対効果がわかりづらいというラッピングバスの性質を踏まえたうえで、予算に対して効果を最大化できる戦略を立てなければなりません。

まとめ

まとめ

本記事では、ラッピングバスの特徴や効果、メリット・デメリットについて解説しました。
ラッピングバスは、人の目に止まりやすく、エリアターゲティングに最適な広告手法です。
上手に活用することで、ターゲットを絞ったり、地域の人々に効率的に訴求することができます。

広告費用が高額になりやすく、費用対効果がわかりにくいというデメリットもあるため、検討する際には十分な戦略を立てましょう。ぜひ本記事を参考にして、広告戦略の企画・立案に役立ててください。

運営者情報

運営者
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