2023年4月5日
交通・屋外広告SP広告とは?代表的な種類とメリット・活用する上での留意点
SP(セールスプロモーション)広告とは、マス広告やデジタル広告に含まれない広告のことです。本記事を読んでいる方の中にも、マス広告やデジタル広告以外の施策を検討している方も多いかもしれません。
本記事では、SP広告の概要や代表的な種類をご紹介します。また、SP広告を活用するメリットや、活用する場合に留意するべきことを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SP広告とは?
SP広告とは、セールスプロモーション広告のことで、マス広告やデジタル広告に含まれない広告のことです。たとえば、交通広告や会員誌などがSP広告の代表例として挙げられます。
SP広告は、マス広告と比較して広告効果を測定しやすく、なおかつマス広告よりも予算を抑えて出稿できるケースが多いです。そのため、デジタル広告以外の施策を検討していたり、マス広告よりも予算を抑えながら効果を測定したい場合などにおすすめです。
代表的なSP広告の種類
ここでは、代表的なSP広告の種類をご紹介します。
- 交通広告
- 屋外広告
- フリーペーパー
- 折込チラシ
- POP
- イベントスペース
- 会員誌
それぞれ順番に見ていきましょう。
交通広告
交通広告とは、電車やタクシー、バスなどの公共交通機関に掲出する広告のことです。交通広告はエリアを絞って掲出できることに加えて、同じユーザーの目に何度も触れるため、反復効果に期待できるメリットがあります。また、近年ではデジタルサイネージも多く活用されており、より人の記憶に残る広告としてアピールすることが可能です。
屋外広告
屋外広告は、屋外に設置されている広告全般のことを指します。交通広告と同様に、何度も見てもらえる反復性の高さが特徴であり、遠くからでも認識できるほど広告のサイズが大きいこともメリットです。
フリーペーパー
フリーペーパーは、日常生活に関連する情報や、特定のトピックに絞った情報が掲載されている広告物です。フリーという言葉が含まれているとおり、消費者は無料で受け取ることができます。自社商品とトピックが合致したフリーペーパーに掲載することで、見込み客を効率良く集められるのがメリットです。
折込チラシ
折込チラシは、新聞に折り込んで配布する広告物です。新聞自体の媒体としての信頼性が高いため、自然と折り込まれた広告物も信頼してもらえるメリットがあります。また、折込チラシは配布する日程やエリアを絞ったり、ファミリー層や高齢者層にアピールできたりすることも特徴です。
POP
POPは、店舗の内外に設置する広告のことです。アウトショップ、インショップ、商品周りという3つに大別でき、それぞれで目的が異なります。また、POPは作成コストが安価でありながらも、イベント集客など短期間で集客する必要があるケースに向いているというメリットがあります。
イベントスペース
イベントスペースは、展示会やPRイベントを開催したり、展示したりすることを指します。基本的に、イベントは特定のテーマに沿って開催されるケースがほとんどであるため、自社の業界に興味のある消費者だけを集められます。そのため、来場した消費者が見込み客になる可能性も高く、自社の潜在顧客を発見できるメリットもあります。
会員誌
会員誌は、組織や企業が会員に対して発行する情報誌のことです。会員誌の中身やテーマは多岐にわたり、たとえばコラムや製品紹介、業界のトレンド情報の発信などさまざまです。会員誌は、テーマやトピックに合わせてターゲティングできるのがメリットだと言えるでしょう。
SP広告を活用するメリット
ここまで、SP広告の種類を解説してきました。ここからは、SP広告を活用するメリットをご紹介します。
- 反復性がある
- 比較的低コストで始められる
- 広告効果を測定しやすい
それぞれ順番に見ていきましょう。
反復性がある
SP広告には、反復性があるというメリットがあります。代表的な反復性の高いSP広告は、交通広告です。電車やバス、タクシーなど、日常生活で日々使われている公共交通機関に対して掲出するため、同じ広告を何度も見てもらうことができます。その結果、単純接触効果で何度も見ている商品やサービスは自然と興味を持ってもらえたり、購買に繋がったりします。
比較的低コストで始められる
SP広告は、マス広告と比較して低コストで始められるケースが多いです。マス広告の場合、数百万円以上の予算が必要になるケースもあり、スモールスタートしたい企業にとってはハードルが高くなります。
一方で、SP広告は数万円〜数十万円の予算に抑えられ、広告の作成に時間もかかりません。予算を抑えながら、スピード感を持って取り組みたい場合はSP広告がおすすめです。
広告効果を測定しやすい
最後に、SP広告は広告効果を測定しやすいというメリットがあります。たとえば、折込チラシは配布数を決めているため、配布数に対する反応率を算出しやすいです。また、フリーペーパーでクーポンを発行する場合は、クーポン券の利用率も測定できます。SP広告は販売促進のために行うケースが多いため、効果測定がしやすいというのは非常に大きなメリットです。
SP広告を活用する場合に留意するべきこと
最後に、SP広告を活用する場合に留意するべきことを3つご紹介します。
- ターゲットを明確にする
- 単体よりも複数を組み合わせたほうが効果が出やすい
- 必ず効果測定と改善を図る
それぞれ順番に見ていきましょう。
ターゲットを明確にする
はじめに、SP広告ではターゲットを明確にすることが大切です。性別、年齢、年収などの属性を細かく絞り込み、誰に届けたいのかを洗い出す必要があります。また、ターゲットと合わせて目標数値も設定しましょう。できる限り「費用対効果300%以上」「前年同月比150%アップ」など、具体的な数値を設定することが大切です。
単体よりも複数を組み合わせたほうが効果が出やすい
SP広告単体で成果を出すことも可能ですが、必要に応じてデジタル広告も組み合わせることをおすすめします。たとえば、交通広告や屋外広告で商品名を知り、インターネットで商品を検索するユーザーも一定数存在します。こういったユーザーに対して、デジタル広告でもアプローチをかけることで、より高確率で商品を買ってもらえるようになります。
必ず効果測定と改善を図る
最後に、必ず効果測定と改善を図りましょう。
SP広告に限った話ではないものの、広告はターゲットや予算の見直し、デザインやクリエイティブを改善して徐々に結果が出るものです。より短期間で成果を出すためにも、常に改善を図ることを推奨します。
まとめ
本記事では、SP広告について解説をしてきました。SP広告とは、セールスプロモーション広告のことで、マス広告、デジタル広告に含まれない広告のことを指します。たとえば、交通広告や屋外広告、イベントの開催、POPなどが代表例として挙げられます。
SP広告は、比較的低コストで始められ、反復性が高いことがメリットです。ターゲットを明確にしたり、複数を組み合わせたりすることで効果が出やすい傾向にあります。SP広告を検討している場合は、株式会社キョウエイアドインターナショナルの無料相談をご利用ください。