2026年6月3日

マーケティング

WEB広告と交通広告をどう使う? オンラインと街なかで変わる広告の届き方

 

広告を出すとき、WEB広告にするか、交通広告にするかで迷うことがあります。
どちらも多くの企業や店舗で使われている広告ですが、生活者に届く場面は大きく違います。

WEB広告は、スマートフォンやパソコンを見ているときに表示される広告です。検索、SNS、動画、ニュースサイト、アプリなど、オンライン上の行動に合わせて接触する機会が生まれます。

一方で交通広告は、駅、電車、バス、空港、街なかの屋外広告など、移動や外出の途中で目に入る広告です。通勤、通学、買い物、仕事での移動など、日常の動線の中で自然に接触します。

この2つは、どちらが良い、悪いというものではありません。広告を見てもらう場所、見られるタイミング、見た後の行動の起こり方が違います。その違いを知っておくと、伝えたい内容や届けたい相手に合わせて、広告の使い方を考える手がかりになります。

ここでは、WEB広告と交通広告の違いを、接点の場所と得意な役割から整理します。

 

画面で出会う広告と街で出会う広告

WEB広告と交通広告の根本的な違いは、広告が見られる場所です。片方はスマートフォンやパソコンの画面の中、もう片方は駅や電車、バス、街なかという現実の空間。この違いが、伝わり方と見た後の行動に影響します。

検索やSNSの流れに入るWEB広告

WEB広告は、ユーザーがスマートフォンやパソコンを使っているときに表示されます。検索しているとき、SNSを見ているとき、動画を見ているとき、ニュースサイトを読んでいるときなどです。

オンライン上では、ユーザーの検索語句や閲覧内容、興味関心などに合わせて広告を届けられます。引っ越しについて調べている人に不動産や家具の広告を届けたり、地域名を検索している人に近隣店舗の広告を届けたりする考え方です。すでに関心を持っている人や、情報を探している人に接触しやすい点は、WEB広告の強みです。
また、広告を見た人がそのままWEBサイトや予約ページ、購入ページへ移動しやすい点も特徴です。問い合わせ、資料請求、予約、購入などにつなげたい場合に使いやすい手法といえます。

ただし、画面上には多くの情報が並びます。SNSの投稿、動画、ニュース、検索結果など、さまざまな情報の中に広告が入るため、すぐに流されてしまうこともあります。広告文や画像だけでなく、クリックした後に表示されるページまで含めて設計することが求められます。

や移動中に目に入る交通広告

交通広告は、駅や電車、バス、街なかなど、生活者が移動している場所で接触する広告です。通勤、通学、買い物、休日の外出など、日常の流れの中で目に入ります。特定の駅や路線、エリアを利用する人に向けて広告を出せるため、地域との結びつきが強い広告といえます。

新店舗のオープンを駅周辺の人に知らせたい場合、その駅の構内や周辺で広告を出すことで、実際にそのエリアを使っている人に情報を届けられます。クリニック、スクール、不動産、商業施設、地域サービスなど、生活圏に近い情報を伝える場面で検討しやすい広告です。

WEB広告のように広告を見た直後のクリックを測ることはできません。ただし、毎日同じ駅や路線を使う人に繰り返し接触できるため、企業名、店舗名、サービス名が記憶に残りやすい面があります。すぐに反応してもらうというより、日常の中で知ってもらい、必要なときに思い出してもらう広告として考えるとわかりやすいでしょう。

 

すぐ動いてもらう広告と覚えてもらう広告

WEB広告と交通広告は、接点の場所だけでなく、得意な役割も違います。その違いを理解しておくと、目的に合わせた選び方が見えてきます。

申し込みや問い合わせに近いWEB広告

WEB広告は、広告を見た人をそのまま次の行動へ案内できます。キャンペーンページを見てもらいたい場合、資料請求を増やしたい場合、来店予約を受け付けたい場合、ECサイトで商品を購入してもらいたい場合などは、WEB広告との相性を考えやすいです。

クリックした後のページが整っていれば、ユーザーはそのまま詳しい情報を確認できます。料金、サービス内容、店舗情報、予約フォーム、問い合わせフォームなどを用意しておくことで、広告から次の行動へつなげやすくなります。
配信後の結果を見ながら調整しやすい点もWEB広告の特徴です。表示回数、クリック数、問い合わせ数、予約数、購入数などを確認しながら、広告文や画像、配信条件を見直すことができます。

ただし、検索結果やSNS上では競合の広告と並んで表示されることもあります。広告を出すだけでなく、受け皿となるページの内容が問われます。誰に届けるかだけでなく、広告を見た後にどのページへ案内し、そこで何を伝えるかまで考えておく必要があります。

地域の中で印象を重ねる交通広告

交通広告は、地域や生活動線の中で名前を知ってもらいたいときに向いています。駅や路線、バス、街なかの広告は、そのエリアを利用する人に向けて情報を届けます。新店舗のオープン、地域サービスの案内、クリニックやスクールの周知、不動産広告、商業施設の告知などと相性があります。

広告を見た人がその場ですぐに行動するとは限りません。駅で広告を見て、あとで検索する人もいます。通勤途中に何度か見かけて、必要になったときに思い出す人もいます。家族や同僚との会話の中で、広告の内容が話題になることもあります。

こうした接触の積み重ねが、交通広告の強みです。WEB上で情報を探している人だけでなく、まだ具体的に探していない人にも存在を知らせることができます。数字で判断しにくい面はありますが、地域での印象を積み重ねるうえでは有効な選択肢になります。

 

オンラインと街なかをつなげる広告設計

WEB広告と交通広告は、組み合わせることで互いの役割が補い合います。生活者はひとつの広告だけを見て行動するとは限りません。駅で見た広告をあとで検索することもあれば、WEB上で見たサービスを街なかの広告で思い出すこともあります。この流れを意識した設計が、広告の効果を引き出します。

交通広告から検索へつながる流れ

交通広告で広告を見た人が、あとからスマートフォンで検索することがあります。店舗名、サービス名、商品名、会社名などを覚えていて、必要になったタイミングで調べる流れです。
このとき、WEB上の情報が整っていると、広告を見た後の行動につながりやすくなります。公式サイト、店舗ページ、地図情報、問い合わせフォーム、予約ページ、SNSなどが見つけやすい状態になっていれば、交通広告で生まれた関心を受け止められます。反対に、詳しい情報が見つからなければ、そこで離脱してしまう可能性があります。

交通広告で知ってもらい、WEB上で詳しく見てもらう。この流れをつくることで、街なかの接点とオンライン上の情報がつながります。地域の店舗やサービスでは、この2つを合わせて整えておくことが、見た人が次の行動を取りやすい状態をつくります。

当社では、バス車内の窓ステッカー広告とスマートフォン広告をセットにした「Busma(バスマ)」という商品を提供しています。毎日乗るバスの中で繰り返し目にした広告が、SmartNewsやLINE、InstagramといったスマホのアプリやSNSでも出会う仕組みです。「バスで見たな」「スマホでも出てきた」という接触の重なりが、検索や来店のきっかけをつくります。交通広告とスマホ広告を同時に始めたい方は、こちらも参考にしてください。

広告の前に決めておきたい次の行動

WEB広告と交通広告を考えるときは、最初に「広告を見た人に何をしてほしいか」を整理しておくことが出発点になります。
すぐに問い合わせてほしいのか。予約してほしいのか。店舗へ来てほしいのか。まずは名前を覚えてほしいのか。期待する行動によって、選ぶ広告も、伝える内容も変わります。

問い合わせや予約につなげたい場合は、WEB広告と申し込みページの設計が重要になります。地域で知ってもらいたい場合は、どの駅、どの路線、どのエリアで見てもらうかを考える必要があります。

WEB広告と交通広告を組み合わせる場合は、役割を分けておくと整理しやすくなります。交通広告で名前や印象を残し、WEB広告や公式サイトで詳しい情報を伝える。WEB広告で興味を持った人に接触しながら、交通広告で地域での存在感を高める。
広告は出して終わりではなく、見た人がどこで情報を確かめ、どの行動に進むのかまで考えることで、媒体の使い方が定まります。

 

まとめ

WEB広告と交通広告は、同じ広告でも生活者との接点が違います。WEB広告はオンライン上で関心を持っている人に近づきやすく、そのままWEBサイトや申し込みページへ案内しやすい広告です。交通広告は日常の移動の中で自然に接触でき、地域での存在感を積み重ねるうえで向いています。

どちらを使うかを考えるときは、広告を出す場所だけでなく、生活者がどのような状況で広告を見るのかを考えることが先決です。スマートフォンで調べている人に届けたいのか。駅や街なかを移動している人に知ってもらいたいのか。見た後にすぐ行動してほしいのか。まずは名前を覚えてもらいたいのか。その整理ができると、WEB広告と交通広告の使い分けが見えてきます。

交通広告や屋外広告を中心に、WEB広告との組み合わせを含めた広告展開についてお悩みの場合は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。エリアや目的に合わせた形でご提案いたします。

 

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