2022年12月22日
ラジオ&テレビテレビCMの費用相場は?内訳や費用対効果を解説
知名度を拡大したり、サービスを販売するためにテレビCMの放映を検討しているものの、どの程度の費用がかかるのか気になる方も多いかもしれません。
実際に、どの程度の費用がかかるのか分からないと、テレビCMの放映には踏み出せないケースも多いでしょう。
そこで本記事では、テレビCMの費用の内訳や費用相場をご紹介します。
また、テレビCMの費用対効果や費用を抑える方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
テレビCMの費用の内訳は?
はじめに、テレビCMの費用の内訳をご紹介します。テレビCMの費用は、一般的に下記2つに分けられます。
- 放映費用
- 制作費用
それぞれ順番に見ていきましょう。
放映費用
放映費用とは、制作したテレビCMを流すための費用のことです。
放映費用は「放送局におけるCM放映費用×視聴率」で計算されます。
また、CMの種類によっても放映費用は異なり、下記2つの種類が挙げられます。
- スポットCM:時間帯を指定したり、ランダムにCMを流したりする方法
- タイムCM:番組スポンサーとしてその枠でCMを行う方法
上記に加えて、放送局によっても費用が変わります。
またこれらに対して、パーコストと呼ばれる「視聴率1%あたり」の費用がかかってきます。
なお、パーコストはすべての時間帯で共通しているわけではなく、時間帯によって変動することも特徴です。
制作費用
次に、放映費用に加えて制作費用も必要です。
制作費用は、企画〜入稿までの費用の合計費用であり、制作会社によって費用が大きく異なります。
できる限り安く制作費用を抑えたい場合は、複数の会社から見積もりを取ったり、一部の業務を自社で対応したりすることが大切です。
テレビCMの放映費用相場
先ほど、テレビCMの放映費用の内訳を解説しました。
ここからは、スポットCMとタイムCMにおいて、それぞれの放映費用相場を解説します。
スポットCM
スポットCMの場合、上述した「放送局におけるCM放映費用×視聴率」で計算することが可能です。
あくまで目安ですが、1本15秒のスポットCMを放映する場合、東海エリアでは90,000円〜、関東では300,000円〜が相場になります。
詳細は各放送局に問い合わせることを推奨しますが、費用を抑えたい場合は、1本あたりの放映費用が安い放送局を選ぶことも検討しましょう。
タイムCM
タイムCMを放映するためには、番組のスポンサーになる必要があります。
その番組のスポンサー数によっても異なるため、一概に放映費用がいくらであるかを計算することはできません。最低でも、月額100万円以上の費用は見込んでおくのが望ましいでしょう。
テレビCMの制作費用相場
先ほど、テレビCMの放映費用を解説しました。
ここでは、テレビCMの制作費用相場を解説します。制作費用には、下記の内訳の合計がかかってきます。
- 企画費用
- キャスティング費用
- 撮影費用
- 編集費用
それぞれ順番に見ていきましょう。
企画費用
企画費用は、どのようなテレビCMにするかを企画・構成する費用です。
制作会社によっては、ディレクションや進捗・スケジュール調整も含まれる場合があります。
制作会社によって企画費用は異なるものの、基本は30万円前後、安い場合でも10万円〜かかると見込んでおきましょう。
また、企画費用は動画の長さで変動したり、工数がかかる場合は相場よりも高くなったりします。
キャスティング費用
次に、俳優やタレントをキャスティングしたり、演者をアサインしたりする際に費用がかかります。
誰を採用するかによって費用が大きく異なるため、一概にいくらかかると言えるような相場は存在しません。
キャスティングするタレントによっては年間契約となることもあり、数千万円以上の費用がかかる可能性もあります。
撮影費用
撮影費用は非常にシンプルで、CMを撮影するための費用です。カメラマンの人数や、どこで撮影するかのロケーションによって費用が変わります。
相場としては幅が大きいですが、10万円〜80万円程度です。
編集費用
最後に、放映するためにはCMを編集する費用が必要です。
素材の長さや、求めるクオリティによって費用が変動します。基本は15万円〜40万円程度が相場です。
ここまでの費用をまとめると、テレビCMの制作には最低でも70万円〜150万円程度の費用が必要になります。
テレビCMの費用対効果
テレビCMの費用は分かったものの、費用対効果を知りたい方も多いでしょう。
テレビCMの費用対効果は、GRPを基に算出するケースが多いです。
GRPは「CM本数×世帯視聴率」で計算され、視聴率3%のCMを3本放映した場合のGRPは9GRPとなります。
GRPの数値が高くなるほど、多くの世帯にCMが見られているという証拠であり、すなわちCM出稿の際の検討の目安となります。
テレビCMの費用を抑える方法はある?
最後に、テレビCMの費用を抑える3つの方法をご紹介します。
- キャスティング(撮影)は行わない
- ローカル局で放映する
- TVerなど活用する
それぞれ順番に見ていきましょう。
キャスティング(撮影)は行わない
テレビCMの制作で大きく費用が変動するのが、誰をキャスティングするのか、そもそもキャスティングを行うのかという点です。
有名なタレントを起用する場合は年間数千万円の広告費が必要なので、予算に限りのある企業では難しいかもしれません。
そのため、キャスティング(撮影)を行わずに制作するのは、費用を抑える最も有効な手段です。
ローカル局で放映する
テレビCMは、ローカル局で放映したほうが費用が安くなります。
ローカル局は1本あたり数万円から放映できることもあるので、キー局よりも費用を抑えられます。また、CS・BS・ケーブルテレビでのCMも費用を抑える有効な手段となります。
TVerなど活用する
TVerとは、テレビ放送された番組を無料で視聴できるサービスのことです。
TVerは「TVer広告」というサービスを提供しており、テレビCMの費用が高いと感じていたり、よりターゲットを絞って配信したりしたい企業におすすめのサービスです。
テレビCMと比較してリーチできる数に限りがありますが、予算を抑えたい場合は検討してみても良いでしょう。
まとめ
本記事では、テレビCMの費用を解説してきました。
テレビCMの費用は、放映費用と制作費用の2つに分かれます。放映費用は放映する局によって異なり、1本15秒あたり、例えば関東では300,000円〜、東海では90,000円〜と差が大きいです。
制作費用は、キャスティング以外の合計費用で100万円〜150万円程度、キャスティングする出演者によっては年間数千万円かかることもあります。
ただし、出演者の中には数百万円で依頼できるケースもあったり、芸能人ではなく、モデル事務所などであれば数万円から依頼できたりします。
商品が売れたり、知名度が向上するメリットがあるため、目的や予算にあった計画を立てることで、テレビCMの費用対効果を高めることができます。
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