2023年5月31日
その他工務店の開業は【建設業許可】が必要!取得方法をご紹介
工務店の開業には、特定建設業許可や一般建設業許可などさまざまな許可が必要です。また、これらの許可を取るために必要な手続きも必要であり、初めての方は迷うことも多いかもしれません。
そこで本記事では、工務店の開業に必要な手続きをご紹介します。また、工務店を開業した後に重要である集客も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
工務店の開業に必要な手続きは建設業許可を受けること
結論から申し上げると、工務店の開業に必要な手続きは建設業許可を受けることです。なお、建設業許可には下記の2種類が存在します。
- 特定建設業許可
- 一般建設業許可
基本的に初めての工務店開業なら、まずは一般建設業許可のみ取得します。
特定建設業許可と一般建設業許可は、どちらも元請けとして自社で施工するなら請負金額に上限はありません。双方の違いは、受注した工事を下請けに回せるかだけです。
一般建設業許可を受けるために必要なこと5つ
一般建設業許可を受け、工事の受注を増やしていくのが基本的な流れになります。一般建設業許可を受けるために、必要なことは以下の5つです。
- 経営業務管理責任者の選任
- 専任技術者の選任
- 500万円以上の預金
- 欠格条件に該当しないこと
- 社会保険と労災保険への加入
それでは1つずつ解説していきます。
経営業務管理責任者の選任
一般建設業許可を受けるには、経営業務管理責任者の選任が義務付けられており、工務店を開業する本人、もしくは常勤役員の1人が担当いたします。ただし、経営業務管理責任者を担当するには、以下3つのいずれかの条件を満たすことが必須です。
- 建設業で5年以上、経営業務管理責任者としての経験がある
- 建設業で5年以上、経営業務管理責任者に準ずる地位に就任し、経営業務を管理した経験がある
- 建設業で6年以上、経営業務管理責任者に準ずる地位に就任し、経営者を補佐した経験がある
専任技術者の選任
工務店の開業には、専任技術者の選任も必須です。専任技術者を担うには職種に関連する学歴、実務経験、資格のいずれかを満たす必要があります。各条件は、ベンチャーサポート行政書士法人さまをご参照ください。
500万円以上の預金
工務店には、金銭的信用が求められるため500万円以上の預金、または500万円以上の資金調達能力を証明する必要があります。なぜなら、ある程度の資金がないと請け負った工事の履行不可が疑われるためです。預金残高証明書や500万円以上の賃借対照表で、資金調達能力を証明しましょう。
欠格条件に該当しないこと
工務店を開業した本人、役員、従業員すべての人間が下記6つの欠格条件に該当すると、一般建設業許可を取得できません。
- 暴力団員または暴力団員でなくなってから5年経過しない者
- 暴力団員などが事業活動を支配する者
- 禁固以上の刑を受け執行されたか、または執行を受けることがなくなってから5年経過しない者
- 建設業法や一定の法律に違反し罰金刑に処せられ、刑の執行が終了または執行を受けることがなくなってから5年経過しない者
- 成年被後見人および被保佐人や破産手続き開始の決定を受けて復権していない者
参照元:工務店のミカタさま
社会保険と労災保険への加入
5人以上の従業員を雇う場合は、社会保険と労災保険へ加入する義務があります。そのため、以下4つの保険には必ず加入しましょう。
- 雇用保険
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 労災保険
工務店の開業に必要な道具
工務店の業務には、多数の道具が必要になります。最低限必要な道具を記載いたしますので、開業前に準備しておきましょう。
- 建築基準法が記載の法律書
- 施工管理するための機材・ツール
- 事務所
- 移動車両
- 現場の現況を把握するための測量機器
道具が不十分で工務店を開業した結果、品質が低下したり納期に遅延したりする危険性があります。
工務店の開業に準備するべき資金
先述いたしましたように、一般建設業許可の取得だけで最低でも500万円は必要です。加えて事務所や道具にも費用が発生します。そのため、工務店の開業には少なくとも1,000万円前後の資金は必要になるでしょう。
工務店開業後の集客方法とは【オススメの方法4選】
当然ですが工務店を開業したら、お客様から工事を受注しないと売上は発生しませんので、集客を考える必要があります。そこで、工務店におすすめの集客方法を4つご紹介いたします。
- 自社ホームページの作成
- ポータルサイトへ登録
- SNS発信
- 広告で宣伝
自社ホームページの作成
ホームページは、GoogleやYahoo!など検索エンジンからの集客を狙えます。検索結果の上位表示に成功すると、長期的な集客が可能です。
ポータルサイトへ登録
工務店のみを掲載した専門型ポータルサイトには、購買意欲の高い多くの消費者がアクセスします。他社との競争は激しくなりますが、露出は確実に増えるでしょう。
SNS発信
露出を増やすならポータルサイトと併せて、SNSも効果的です。完全無料で運用できるため、集客方法としてぜひご利用ください。
広告で宣伝
広告宣伝には一定の費用が発生しますが、より具体的な顧客層に最短でアプローチできるメリットがあります。
- キッチンの劣化に悩む40代の主婦
- 自宅の外壁を改修したい30代の会社員
- 結婚を機に家をリフォームしたい20代の新婚夫婦
上記のような顧客だけに絞った宣伝も可能です。次項でもう少し広告について、詳しく解説いたします。
工務店の宣伝にオススメの広告6つ
広告には多数の種類があり、その中でも以下6つの広告がオススメです。
- 交通広告
- ポスター広告
- チラシ広告
- 新聞広告
- 駅広告
- Web広告
それでは順番に解説していきます。
交通広告
バスや電車などに掲示された広告が交通広告です。交通機関に広告が掲示されるため、視認性が高い上に反復訴求効果があり、知名度の拡大が狙えます。工務店を開業した際、最初に検討するべき広告だと言えるでしょう。
ポスター広告
その名の通り、広告用にポスターを制作し宣伝する方法です。紙媒体は減ってきてはいるものの、広告感は少なく、紙媒体だからこそ伝わる魅力があります。最大のメリットは、数万円と比較的安価でポスターを制作できる点です。
チラシ広告
新聞を取る家庭が減っている背景から、今の時代にチラシ広告で宣伝する際はポスティングが最適でしょう。まずはエリアを絞り、定期的に配布していくと効果が徐々に表れます。
新聞広告
「新聞は需要が減っている」と上述しましたが、高齢者にとって新聞は今でも重要な情報収集のための手段です。そのため、高齢者向けの工事を提案する際は新聞広告も立派な宣伝になるでしょう。
駅広告
駅のホームや敷地内に、広告を掲示するのが駅広告です。都市部の主要駅は、毎日多くの方が通勤や通学で利用しています。また、駅広告には「視認性が高い」メリットがあるため、あなたの工務店の印象を残す意味では非常に効果的です。
Web広告
リスティング広告やディスプレイ広告など、Web上に広告を出稿する方法です。インターネット広告費がマスコミ四媒体広告を上回った背景を見ても、Web広告は時代に合っていると言えるでしょう。
工務店の広告運用はキョウエイアドにおまかせください
本記事では、工務店の開業に関して解説をしてきました。「自分の工務店に最適な広告は何か分からない」という悩みを持っている方は多いかと思います。そこで、広告に関するお悩みはキョウエイアドにお気軽にご相談ください。
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