2026年6月30日

ラジオ&テレビ

電波広告は大手だけじゃない テレビCM・ラジオCMの活用法

 

テレビCMやラジオCMと聞くと、大手企業が多額の予算をかけて放送する広告という印象を持つ方が多いのではないでしょうか。たしかに、テレビの15秒CMやラジオの20秒CM、番組提供、帯広告などは、広いエリアで認知を高める代表的な手法です。新商品の告知、店舗や施設の案内、企業イメージの向上、イベントやキャンペーンの周知など、さまざまな目的で活用されています。

一方で、テレビCMやラジオCMには、比較的小さく始められる企画もあります。短い秒数のCM、曜日や時間帯を固定した放送枠、地域の放送局を活用したスポットCMなど、目的や予算に合わせて検討できる方法があります。電波広告は、決して大手企業だけのものではありません。

ここでは、テレビやラジオのCMの基本から、通常のCMがどのように放送されるのか、そして中小企業や個人事業主の方にも検討しやすい活用方法まで、わかりやすく説明します。

 

テレビCMとラジオCMの基本を知る

テレビCMとラジオCMは、どちらも放送を通じて消費者に情報を届ける広告です。テレビは映像と音声で印象を残しやすく、ラジオは音声で生活の中に自然に入り込みやすいという特徴があります。まずは、それぞれの違いを整理しておきましょう。

テレビCMは映像と音で印象に残す広告

テレビCMは、映像と音声を使って商品やサービスを伝える広告です。短い時間の中で、商品名、企業名、サービスの特徴、キャンペーン内容などを印象づけることができます。一般的には15秒CMがよく使われます。限られた秒数ではありますが、映像、ナレーション、音楽、テロップを組み合わせることで、視覚と聴覚の両方から情報を届けられる点が特徴です。

テレビCMは、商品やサービスを知ってもらうことに向いています。たとえば、新店舗のオープン、イベントの告知、新商品の案内、企業の認知向上など、短期間で広い範囲に情報を届けたい場面で検討されます。放送するにあたっては、放送エリア、時間帯、放送本数、CM素材の制作などを考える必要があります。どの地域の人に、どのような内容を、どのくらいの期間届けたいのかを整理しておくことが大切です。

ラジオCMは生活の中で自然に届く広告

ラジオCMは、音声で情報を届ける広告です。車の運転中、通勤中、家事をしながら、仕事をしながらなど、生活の中で耳に入ってきやすい媒体です。一般的には20秒CMがよく使われます。映像はありませんが、耳に残る言葉やナレーション、音楽、サウンドロゴなどを組み合わせることで、企業名やサービス名を覚えてもらうきっかけをつくれます。

ラジオは、番組や時間帯によってリスナーの傾向が変わります。朝の通勤時間帯、昼の情報番組、夕方の帰宅時間帯など、届けたい相手の生活リズムに合わせて枠を選びやすい点も特徴です。また、地域の放送局を活用することで、特定のエリアに向けた告知にも使いやすくなります。店舗や施設、地域イベント、採用募集など、生活圏に近い情報を届けたい場合にも検討しやすい広告です。

 

テレビ・ラジオのCMはどのように放送されるのか

テレビやラジオのCMは、ただCMを流すというだけではなく、放送枠や時間帯、番組、出稿量などを考えながら設計します。ここでは、通常の出稿で使われる基本的な考え方を見ていきます。

スポット料金とタイム料金の違い

テレビやラジオのCMの料金には、大きく分けてスポット料金とタイム料金という考え方があります。

スポット料金は、特定の番組のスポンサーになるのではなく、一定の期間や時間帯の中でCMを放送する場合の料金です。新商品の発売、店舗のオープン、キャンペーン、イベント告知など、期間を決めて広く知らせたいときに使われます。スポットCMでは、放送エリア、時間帯、放送本数、時期などによって費用が変わります。朝の通勤時間帯や夜の時間帯など、多くの人が接触しやすい枠では、費用が大きくなることがあります。

タイム料金は、特定の番組や時間枠にスポンサーとして出稿する場合の料金です。番組提供や帯番組への出稿などがこれにあたります。番組の前後や途中で提供社名が紹介されたり、番組内でCMが放送されたりします。番組には、それぞれ視聴者やリスナーの傾向があります。ニュース番組、情報番組、生活情報番組、音楽番組、地域番組など、番組の内容によって接触する人の層も変わります。自社の商品やサービスと相性のよい番組を選ぶことで、番組の印象とともに企業名を覚えてもらいやすくなります。

スポット料金は期間や本数を調整しながら告知を広げる方法、タイム料金は番組や時間帯との相性を見ながら継続的に印象を残す方法だと考えるとわかりやすいでしょう。

ステブレ・PT・GRPなどの基本用語

テレビCMやラジオCMを検討するときには、ステブレ、PT、GRPといった用語が出てくることがあります。どれも広告枠や出稿量を考えるうえで使われる言葉です。

ステブレは、番組と番組の間に放送されるCM枠を指します。番組が終わって次の番組が始まるまでの間に流れるCMで、番組の切れ目に放送される枠と考えるとわかりやすいでしょう。
PTは、番組内で放送されるCM枠を指します。提供社名の表示や読み上げを伴わない形で、番組内のCM枠に流れることがあります。番組の途中で接触できるため、視聴者やリスナーが番組を見聞きしている流れの中で広告を届けられます。

GRPは、主にテレビCMの出稿量を考えるときに使われる指標で、日本語では延べ視聴率と呼ばれます。簡単にいえば、CMがどれくらいの人に届いた可能性があるかを見るための数字です。
視聴率の高い番組や時間帯にCMを多く流せば、GRPは大きくなります。多くの人に接触できる可能性が高まる一方で、その分、広告費も大きくなりやすくなります。実際の出稿では、目標とするGRPを確保するにはどれくらいの広告費が必要か、あるいはこの予算ならどれくらいのGRPを見込めるか、といった形で使われます。

テレビCMの費用は何本流すかだけで決まるものではなく、どのエリアで、どの時間帯に、どれくらいの人に届く可能性があるかによって、必要な予算が変わります。通常のテレビやラジオのCMは、こうした放送枠、時間帯、番組、出稿量を組み合わせて設計します。広く認知を高める力がある一方で、エリアや本数、時間帯によっては費用が大きくなりやすい面もあります。

 

中小企業や個人事業主にも検討しやすい形がある

テレビCMやラジオCMは、大きな予算をかけて一斉に放送するものだけではありません。放送する秒数や回数、エリア、時間帯を工夫することで、比較的始めやすい形にできる場合があります。

短尺CMや固定枠で小さく始める方法

テレビCMやラジオCMには、一般的な15秒・20秒のCMだけでなく、10秒程度の短いCMが設定されることもあります。短尺CMは、長い説明には向きませんが、店名やサービス名、キャンペーン名、地域名などを端的に伝えるには使いやすい方法です。地域で名前を覚えてもらいたい、定期的に告知を続けたい、まずは電波広告を試してみたい、といった場合に検討しやすくなります。

また、毎週同じ曜日、同じ時間帯に放送する固定枠もあります。同じタイミングでくり返し流れるため、その時間に番組を聴いている人へ継続して接触しやすい点が特徴です。さらに、長時間の帯番組の枠を分割して販売するような企画があれば、一社ですべての枠を持たなくても、無理のない範囲で番組とのつながりをつくることができます。
こうした小口で始めやすい企画は、放送局との関係づくりや独自の企画設計があって初めて用意できるもので、すべての広告会社が同じように扱っているわけではありません。

短い秒数や固定枠を活用する場合は、伝える内容をしぼることが大切です。あれもこれも入れるのではなく、まず何を覚えてもらいたいのかを決めておくと、聞き手や視聴者に伝わりやすいCMになります。

地域の放送局を活用して届けたいエリアに絞る方法

電波広告というと広域に向けた放送をイメージしがちですが、地域の放送局を活用する方法もあります。地域のラジオ局やコミュニティFMは、放送エリアが比較的しぼられているため、特定の市区町村や生活圏に向けた告知に使いやすい媒体です。地域の人に知ってもらいたい店舗、施設、サービス、イベントなどと相性があります。

広く多くの人に届けることだけが、テレビやラジオの役割ではありません。届けたい地域が明確であれば、エリアをしぼって継続的に放送することで、地元での認知づくりにつなげることができます。中小企業や個人事業主の場合でも、目的に合わせて放送エリアや企画を選ぶことで、無理のない形で電波広告を検討しやすくなります。テレビやラジオのCMは、大手企業だけの広告ではありません。使い方を工夫すれば、地域で事業を行う企業や店舗にとっても、身近な選択肢になります。

 

まとめ

テレビやラジオのCMは、映像や音声を通じて、多くの人に情報を届けられる広告です。スポットCM、番組提供、帯広告など、目的に合わせた出稿方法があり、放送エリアや時間帯、放送本数、番組との相性によって活用の仕方は変わります。一方で、通常のCM出稿では放送枠や出稿量を設計する必要があり、エリアや本数によっては費用が大きくなりやすい面もあります。だからこそ、最初から大きな展開を考えるのではなく、目的や予算に合った始め方を検討することが大切です。

短尺CM、固定曜日・固定時間の放送、帯番組の枠を分けた企画、地域の放送局を活用した提案など、テレビやラジオのCMにも中小企業や個人事業主の方にも検討しやすい形があります。ただし、こうした小口で始めやすい企画は、どの広告会社でも同じように用意されているわけではありません。

当社では、通常のテレビやラジオのCMはもちろん、放送局との関係づくりや独自の企画設計を通じて、中小企業や個人事業主の皆さまにも始めていただきやすい、お値打ちな企画のご用意・ご提案を行っています。地域での認知向上や店舗・サービスの告知など、テレビやラジオのCMの活用をご検討の際は、お気軽にご相談ください。お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡いただければと思います。

 

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