2023年5月31日

その他

飲食店の開業に必要な手続きとは?おすすめの集客方法もご紹介

飲食店を開業しようと思っても、何から始めれば良いのか分からない方は多いかもしれません。開業には思った以上に煩雑な手続きも必要であるため、しっかりと理解して進める必要があります。

本記事では、飲食店の開業に必要な手続きやおすすめの集客方法をすべて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【全店舗対象】飲食店の開業に必要な手続き6選

全店舗対象で、飲食店の開業に必要な手続きは以下の6つです。

  1. 個人事業主の開業届出書
  2. 飲食店営業許可書
  3. 青色申告承認申請書
  4. 食品衛生管理者の選任
  5. 防火対象設備使用開始届
  6. 防火対象物使用開始届

それでは順番に解説いたします。

個人事業主の開業届出書

開業する際は所得税法第229条に基づき、「個人事業主の開業届出書」の提出が必須です。

そのため飲食店の開業時は、1ヶ月以内に税務署へ提出しましょう。

飲食店営業許可書

飲食店営業許可書も必須の手続きであり、店舗完成の10日前までに保健所へ提出します。

また、申請には以下の書類が必要です。

  • 飲食店営業許可申請書
  • 営業設備の平面図
  • 内装の平面図
  • 場所の見取り図
  • 食品衛生責任者の資格

上記の許可の有効期限は、5〜8年なため定期的な更新が必要です。

青色申告承認申請書

確定申告を青色申告で行うと、最大65万円の控除が受けられます。そのため、開業から2ヶ月以内に税務署へ青色申告承認申請書を提出しましょう。

食品衛生管理者の選任

飲食店の営業には、食品衛生管理者が必要です。

食品衛生管理者は国家資格であり、食品衛生責任者養成講習会を受講すると取得できます。

防火対象設備使用開始届

建物や建物の一部を新たに使用し飲食店を開業する場合は、建物の使用開始7日前までに消防署へ「防火対象設備使用開始届」を提出しましょう。

防火対象物使用開始届

消防署が管轄地域の飲食店の消防設備を把握するために、飲食店は開業の7日前までに消防署へ「防火対象物使用開始届」を提出する必要があります。

消防法で飲食店には、以下の消防設備の設置が義務付けられています。

  • 消火設備
  • 警報設備
  • 避難設備

以上が、全店舗対象の飲食店の開業に必要な手続きになります。

飲食店を開業し従業員を雇う場合に必要な手続き4選

飲食店を開業し従業員を雇う場合に、必要な手続きは以下の4つです。

  1. 労災保険の加入手続き
  2. 給与支払事務所の開設届
  3. 雇用保険の加入手続き
  4. 社会保険の加入手続き

それでは従業員を雇う場合の手続きについて、1つずつ解説していきます。

労災保険の加入手続き

労災保険の加入は、従業員を雇用した場合は必須です。雇用日の翌日から10日以内に、労働基準監督署へ提出しましょう。

給与支払事務所の開設届

給与支払事務所の開設届は、1ヶ月以内に税務署へ提出する義務があります。従業員に給与を支払う以上、必須の手続きなので忘れずに提出しましょう。

雇用保険の加入手続き

雇用保険の加入は1週間で20時間以上働き、31日以上継続して雇用する従業員を雇う場合に必須です。雇用の翌日から10日以内に、公共職業安定所へ提出します。

社会保険の加入手続き【法人の場合】

飲食店の開業と同時に法人化する場合は、社会保険加入手続きも必須です。提出期限は特にありませんが、なるべく早く日本年金機構へ提出しましょう。

飲食店の開業に必要となるその他の手続き3選【状況別】

飲食店の開業に必要となるその他の手続き3選【状況別】

本項でご紹介する3つの手続きは、飲食店の営業内容によって必要になります。

  • 防火管理者選任届
  • 火を使用する設備などの設置届
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届

各書類についてそれぞれ解説していきますので、該当する際は開業手続きのご参考にしてください。

防火管理者選任届

店舗に収容できる人数が30名以上の場合、防火管理者を選任する義務が生じます。店舗のオープン前に「防火管理者選任届」と、防火管理の資格を証明する書類の2点を所轄の消防署へ提出しましょう。

火を使用する設備などの設置届

こちらは可燃ガスや蒸気が出る炉やボイラーなど、出力が大きい設備を導入する場合に必要な手続きです。導入と同時に、所轄の消防署へ提出します。

深夜酒類提供飲食店営業開始届

お酒をメインに提供し、深夜0時を過ぎても営業する飲食店に必要な手続きです。許可を得ないと営業ができないため、なるべく早く警察署へ提出しましょう。

飲食店の開業に必要な最低限の道具5選

飲食店開業にあたり、最低でも以下5つの道具は必要です。

  1. 厨房で使用する道具
  2. お客様に料理を提供するための道具
  3. 清掃道具
  4. 卓上道具
  5. その他の備品

厨房で使用する道具

調理道具(鍋、包丁など)はもちろん、ラップやキッチンペーパーなどの消耗品は揃える必要があります。これらは毎日使用する道具なため、常に在庫を確保しておきましょう。

お客様に料理を提供するための道具

お皿やコップなど、お客様に料理を提供するための道具も飲食店には必須です。

混雑時でも不足しないように、発注する量に注意しましょう。

清掃道具

店内を常に清潔に保てるように、清掃道具も欠かせません。厨房用、客室用など分けて管理するのがおすすめです。

卓上用品

調味料入れや紙ナプキンなど、飲食店の卓上にあるべき道具は多数あります。常に使用する道具ですので、こちらも在庫に余裕を持って管理しましょう。

その他の備品

今のレジでは、キャッシュレス決済のための端末も必須です。また、電卓や不要レシート入れなど備品も必要不可欠になります。

飲食店の開業に必要な資金とは?

飲食店の開業資金は、1,000万円前後です。こちらは、日本金融政策公庫の調査結果を参照してください。

飲食店におすすめの集客方法5選

開業したら、まずは集客が最優先です。そこで、飲食店におすすめの集客方法を5つご紹介いたします。

Googleマップへ登録

Googleマップへ登録すると「地域名 飲食店」で検索されたときに、あなたのお店が検索結果に表示されます。今は飲食店もGoogle検索で探す時代なため、こちらを利用しない手はないでしょう。

グルメサイトへ掲載

グルメサイトには、来店意欲の高いお客様が集まります。つまりグルメサイトにお店を掲載するだけで、人目に触れる機会も増え集客に繋がるでしょう。

今の時代の集客に欠かせないSNS

今は多くの企業が、集客にSNSを利用しています。SNSは無料で利用でき拡散力も高いため、集客に適したツールです。

店頭を豪華にする

来店するかどうかを最終的に決めるのは、店頭を見てからです。そのため、店頭に興味を引く看板やポスターを貼るなどの工夫をしましょう。

広告を出稿する

あなたのお店を認知してもらうために、広告の出稿を検討しましょう。どのような広告の種類があるかは次項をご覧ください。

飲食店を開業したら広告で積極的に宣伝しよう

有名人が開業したケースを除き、一般人が開業したばかりの飲食店は知名度0が普通です。
そのため、積極的な宣伝が大切なのですが、ここでおすすめなのが広告です。たとえば、広告には以下の種類があります。

  • 交通広告
  • ポスター広告
  • チラシ広告
  • 新聞広告
  • 駅広告

それでは、各広告の特徴を簡単に解説いたします。

交通広告

交通広告は、電車やバスなどの交通機関に掲示できる広告です。都市部では多くの消費者が交通機関を利用するため、あなたの飲食店の認知拡大に有効でしょう。

ポスター広告

ポスター広告は、屋外に掲示できる広告です。費用は数万円と比較的安価なため、予算がなくても取り組めます。

チラシ広告

新聞折込のチラシ広告は、昔から馴染みのある広告ではないでしょうか。しかし、今はネットが主流になった背景もあり、Webチラシ広告が最もおすすめです。

新聞広告

新聞も、ひと昔前であれば莫大な集客が見込める広告媒体でしたが、新聞を取る家庭は年々減少していると言われています。とはいえ、年齢層が高い家庭は引き続き新聞を取っているケースも多いため、自社のターゲットの年齢層が高い場合は新聞広告も検討してみましょう。

駅広告

駅広告は駅の敷地内に掲示する広告ですが、視認性が高いメリットがあります。特定の駅に広告を掲示できるため、飲食店の最寄り駅に広告を掲示すると、認知拡大だけでなく来店にも繋がるでしょう。いずれにしても、自分の店舗に適した広告を出稿することが重要です。

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「どの広告を出稿すべきか分からない」という方も多いかと思います。そのようなお悩みを持つ飲食店の経営者様は、一度キョウエイアドにご相談ください。キョウエイアドでは上述したすべての広告に対応しており、あなたの飲食店に最適な広告をご提案いたします。

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