2023年5月10日
自治体メディアマスメディアとは?意味や種類・広告について解説
マスメディアとは、大衆を意味するマスに対して発信するメディアのことです。マスメディアに含まれるものとしては、テレビや新聞、ラジオや雑誌などが挙げられます。しかし、インターネットがマスメディアに含まれるのかや、マスコミとの違いが分からない方は多いかもしれません。
本記事では、マスメディアの概要や種類、マスコミの違いを解説します。また、マスメディアを使った広告の代表例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
マスメディアとは?
マスメディアとは、大衆を意味するマスに対して発信するメディアのことです。大衆とは、一般的な消費者のことを意味しており、老若男女問いません。マスメディアは、マスコミュニケーションと呼ばれる、マス(大衆)との接点を持つ役割を果たしており、テレビや新聞、ラジオ、雑誌などが含まれます。
また、マスメディアは教育、報道(ニュース)、娯楽、広告など目的や種類も多いです。加えて、マスメディアで発信されている情報が正しいと感じる一般消費者も多いため、非常に大きな影響力があると言えるでしょう。
マスメディアの種類
ここまで、マスメディアの概要を解説してきました。ここからは、マスメディアの種類をご紹介します。
- テレビ
- 新聞
- ラジオ
- 雑誌
それぞれ順番に見ていきましょう。
テレビ
テレビは、公共放送であるNHKと、フジテレビやテレビ東京などの民法放送に分かれています。映像を電波で伝送し、遠隔地と現地を繋いで映像を再現する仕組みです。日本では、古くからテレビはお茶の間で親しまれており、現代でもテレビから流れてくる情報を取得する一般消費者も多くいます。
また、老若男女問わず視聴されているため、さまざまなターゲットに対して広告などを露出させることが可能です。そのため、テレビは最も代表的なマスメディアと言っても過言ではないでしょう。
新聞
新聞は、地域密着型のニュースや、全国区のニュースを発信する刊行物です。全国紙、地方紙、ブロック紙の3つに大別でき、これらは発行している地域の広さによって異なります。加えて、当然ながら地域の広さが異なることで影響力も大きく変わるため、広告として活用する場合は、予算と効果を適切に見極める必要があります。
近年では、紙媒体の新聞のみならず、インターネットからでも閲覧できる電子媒体の新聞も普及していることが特徴です。また、紙媒体の新聞は一般消費者の自宅に残しておくことができるため、あとから何度でも見返すことができるのもメリットだと言えるでしょう。
ラジオ
ラジオは、音楽や報道を流す音声型のマスメディアです。テレビや新聞など、他のマスメディアの場合は画面や紙面から目を話すことはできませんが、ラジオであれば聞きながら他のことにも取り組めるなど、一般消費者にとってもメリットが大きいと言えます。
加えて、たとえば地震などの災害が起きてテレビが繋がらなくても、ラジオは繋がるケースも多いです。近年では、インターネット配信サービスであるradiko(ラジコ)を活用し、ラジオの内容をSNSで拡散させることを狙ったり、若年層にもアプローチできることを狙ったりする動きも見られます。
雑誌
雑誌とは、特徴やトピックの異なる情報をまとめた刊行物のことです。雑誌は種類が非常に幅広く存在しており、たとえば下記のような種類が挙げられます。
- スポーツ雑誌
- 娯楽雑誌
- 個人雑誌
- 専門雑誌
上記の娯楽雑誌の中には、ファッション雑誌や漫画雑誌などが含まれ、専門雑誌の中には、ビジネス雑誌や文芸雑誌などが含まれます。雑誌の良いところは、扱われているトピックが明確であるため、自社のターゲット層と合致しやすいことです。
たとえば、自社がアパレル商品を取り扱っている場合は、ファッション雑誌に広告を掲載することで、雑誌を見た購読者に興味を持ってもらえる可能性が高まります。また、紙媒体の雑誌のみならず、インターネットで購読できるよう電子書籍の形で販売されることもあります。
インターネットはマスメディアに含まれる?
ここまでマスメディアについて解説をしてきましたが、インターネットはマスメディアに含まれるのか気になっている方も多いかもしれません。結論として、基本的にインターネットはマスメディアに含まれません。
インターネットは「Webメディア」と称されることが多くあり、これにはSNSや動画配信プラットフォームも含まれます。しかし、Webメディアは第5のマスメディアと呼ばれることも多く、マスメディアの一部として捉える方もいるようです。
Webメディアの最大の特徴は、情報の拡散力と速報性が高いことです。たとえば、SNSの1つであるTwitterでは、地震や緊急の災害が起きた際に、現状を確認するための手段の1つとして活用されるケースもあります。
ただし、インターネット(Webメディア)は間違った情報が拡散されるケースも多く、ユーザー(一般消費者)には一定のリテラシーも求められます。
マスメディアとマスコミの違い
ところで、マスメディアとマスコミの違いはどういったものでしょうか。結論として、マスメディアはテレビや新聞、ラジオなどの媒体であるのに対して、マスコミは情報を発信することそのものを指します。つまり、マスコミはマスメディアを使って情報を発信しているという理解で問題ないでしょう。
マスメディアの役割
マスメディアの役割は、大きく2つ挙げられます。
1つ目は、公共性の高い情報を、一般消費者に向けて早く分かりやすく伝えることです。具体的には、教養や文化に関する発信、時事問題などの情報です。
2つ目の役割は、情報を後世に残すことです。最新の情報を発信することも大切ではありますが、過去の情報を発信しないと人はすぐに忘れてしまうものであり、情報が受け継がれていきません。たとえば、戦争や災害に関する情報が代表例だと言えるでしょう。
しかし、これらの情報をマスメディアを使って発信することで、多くの人に考えるきっかけを与えることもマスメディアの役割です。
マスメディアを使った広告の代表例
ここからは、マスメディアを使った広告の代表例を簡単にご紹介します。
- テレビ広告(テレビCM)
- 新聞広告
- ラジオCM
- 雑誌広告
それぞれ順番に見ていきましょう。
テレビ広告(テレビCM)
テレビ広告(テレビCM)には、スポットCMとタイムCMの2種類が存在します。スポットCMは、時間帯を指定して流す広告であり、タイムCMは特定の番組で流れるCMです。どちらのCMが良いかは、広告代理店と相談しながら進めましょう。
新聞広告
新聞広告は、新聞の掲載面に広告を掲載したり、折込チラシなどの広告です。新聞自体が信頼性の高い媒体であるため、そのまま広告も信用してもらいやすいメリットがあります。
ラジオCM
ラジオCMは、公共の電波であるラジオを使って広告を流すため、信頼性が高いというメリットがあります。また、ラジオCMは同一の消費者に対して同様の広告を流せるため、単純接触効果にも期待できます。
雑誌広告
雑誌広告は、イラストやテキストを使って雑誌に掲載する広告です。また、雑誌は特定のトピックに分けられているので、自社のターゲットが購読している雑誌に広告を掲載すればより高い効果が見込めます。
まとめ
本記事では、マスメディアについて解説をしてきました。マスメディアには、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌が含まれ、厳密にはインターネットはマスメディアに含まれません。インターネットは、Webメディアと称されることが多いです。
マスメディアを活用した広告の種類は多く存在しますが、自社の目的を整理した上で、どのマスメディアを活用するか検討してみると良いでしょう。