2026年9月1日

交通・屋外広告

交通広告は動画でどう変わる? 駅・電車・バスのデジタルサイネージ活用法

 

駅や電車、バスでは、動画を使ったデジタルサイネージ広告が増えています。駅の大型画面から車内の小型モニターまで、設置場所によって大きさや見られ方はさまざまです。

デジタルサイネージは、静止画を切り替えたり、商品の動きやサービスの流れを映像で伝えたりできます。一方で、歩きながら見られる駅と、乗車中に見られる車内では、伝わりやすい内容が異なります。
動画を流せば必ず目立つわけではありません。短い放映時間や無音の環境でも、企業名や商品名が分かる構成が必要です。

ここでは、駅・電車・バスのデジタルサイネージの特徴と、動画を生かした広告の選び方について説明します。

 

交通広告のデジタルサイネージには何がある?

交通広告のデジタルサイネージは、大きく分けると、駅に設置されるものと、電車やバスの車内に設置されるものがあります。同じ映像広告でも、画面の大きさや設置場所、広告を見る人との距離によって、伝わり方は変わります。

駅デジタルサイネージと大型ビジョン

駅のデジタルサイネージは、改札付近やコンコース、乗り換え通路、柱などに設置されています。1台の画面に広告を流す媒体のほか、複数の画面に同じ内容を表示する媒体や、壁面を広く使った大型ビジョンもあります。

縦長の画面が通路に並ぶ媒体では、歩く方向に沿って同じ広告を繰り返し見せたり、画面ごとに異なる内容を表示したりできます。大型ビジョンでは、商品や出演者、キャラクターなどを大きく見せ、駅空間の中で強い印象をつくることも可能です。
新宿駅の「新宿ウォール456」のように、非常に横幅の広い画面を使う媒体もあります。通常のテレビCMとは画面の形が大きく異なるため、既存の動画をそのまま流すのではなく、媒体の比率に合わせた映像制作が必要です。

ただし、駅では歩きながら広告を見る人が多く、映像を最初から最後まで見てもらえるとは限りません。商品名や企業名を早い段階で表示し、途中から見ても何の広告か分かる構成が求められます。

電車・バス車内のデジタルサイネージ

電車車内のデジタルサイネージは、乗降ドアの上や車両の端などに設置されたモニターを使います。運行情報やニュースなどの間に広告が流れ、一定の間隔で繰り返し放映される媒体もあります。
乗客は目的地まで車内で過ごすため、同じ広告を複数回見る可能性があります。商品の使い方やサービスの流れなど、静止画だけでは説明しにくい内容を、短い映像で順番に見せられることが特徴です。

バス車内では、専用モニターのほか、停留所名や運賃を表示する機器を使って広告を放映することがあります。電車よりも地域を絞りやすく、沿線のクリニックや学校、店舗、施設、地域イベントなどの広告に活用できます。

一方で、デジタルサイネージが設置されている車両や路線は、鉄道会社やバス事業者によって異なります。すべての車両で放映されるとは限らないため、対象となる路線や車両数、放映範囲を確認する必要があります。
また、電車やバスの車内では、音声を使わない媒体が一般的です。ナレーションを聞かなければ意味が分からない動画ではなく、映像と文字だけでも内容が伝わるように制作することが大切です。

 

デジタルサイネージは誰にどう見られる?

デジタルサイネージは、設置される場所によって、広告を見る人や接触時間が変わります。駅では歩きながら画面を見ることが多く、電車やバスの車内では、乗車中に何度か同じ広告を見る可能性があります。画面の大きさだけでなく、どのような状況で見られるのかを考えることが大切です。

駅では人の流れと画面の位置を見る

駅のデジタルサイネージは、通勤や通学、買い物、観光などで駅を利用する人に見られます。ただし、同じ駅の中でも、改札付近、乗り換え通路、コンコースでは通る人が異なります。

改札付近の画面は、駅へ入る人や駅から出る人の視界に入りやすく、駅周辺の店舗や施設、イベントの案内にも使われます。乗り換え通路では、別の路線へ移動する人が中心になるため、沿線をまたいで商品やサービスを知らせたい広告に向いています。
一方で、駅を歩く人は、画面の前で立ち止まるとは限りません。乗り換えを急いでいたり、出口を探していたりすることもあります。映像の冒頭に説明を集中させるのではなく、どの場面から見ても商品名や企業名が分かるようにする必要があります。

大型ビジョンは遠くからでも気づかれやすい媒体ですが、画面に近い人からは映像全体が見えにくいこともあります。遠くから見たときと近くから見たときの両方を考え、文字の大きさや映像の動きを調整します。
駅の利用者数が多くても、広告を見てほしい人が画面の前を通らなければ、目的に合いません。駅名や乗降人員だけでなく、画面の位置と人の流れまで確認することが重要です。

車内では乗車時間と繰り返し接触を考える

電車やバスの車内では、乗客が目的地まで一定の時間を過ごします。通勤や通学で同じ路線を利用する人であれば、同じ広告を別の日にも目にする可能性があります。

電車車内では、路線によって乗客層が変わります。都心へ向かう路線では会社員や学生、商業地域へ向かう路線では買い物客、観光地や空港へつながる路線では旅行者との接点が考えられます。
バス車内は、電車よりも狭い地域を走るため、沿線の店舗や施設に関する広告を届けやすい媒体です。住宅地と駅を結ぶ路線、学校や病院を経由する路線など、運行経路によって乗客の目的も変わります。
ただし、乗車時間が長いからといって、広告を最後まで見てもらえるとは限りません。スマートフォンを見ている人もいれば、運行案内だけを確認する人もいます。また、車内モニターでは広告以外の情報も表示されるため、広告の放映時間は限られています。

短い時間でも内容が伝わるように、最初から最後まで同じ企業名や商品名を表示する、文字を一度に出しすぎないなどの工夫が必要です。繰り返し見られる可能性を生かしながら、一度の接触でも内容が分かる映像にすることが大切です。

 

どのような広告に向いている?

デジタルサイネージは、映像や画面の切り替えを使って、商品の動きやサービスの流れを見せられる媒体です。ただし、どの広告も動画にすれば伝わりやすくなるわけではありません。広告の目的や設置場所に合わせて、静止画と動画を使い分けることが大切です。

商品告知・企業広告・地域広告で使い分ける

駅の大型デジタルサイネージは、新商品や映画、ゲーム、展覧会、イベントなど、映像やビジュアルで強い印象を残したい広告に向いています。複数の画面を連動させれば、商品や人物が画面を移動しているように見せたり、駅空間全体を一つの広告として使ったりできます。
短期間で認知を広げたい広告にも使いやすい一方で、映像の演出ばかりが目立ち、商品名や企業名が伝わらないこともあります。何を覚えてもらいたいのかを決め、その情報を画面内にしっかり残す必要があります。

電車車内のデジタルサイネージでは、転職、金融、保険、教育、不動産、通信、アプリなど、通勤や通学中に知ってもらいたいサービスが考えられます。複数の特徴を順番に見せたり、サービスの利用方法を短い映像で説明したりできる点が特徴です。
バス車内では、クリニック、学校、学習塾、不動産会社、商業施設、地域イベントなど、運行エリアと関係の深い広告に活用できます。広い範囲へ届けるというよりも、沿線に住む人や働く人に情報を知らせる使い方が中心になります。

企業広告では、社名や事業内容、採用情報などを動画で見せることもできます。ただし、細かな説明を続けるよりも、何をしている会社なのかを短い言葉と映像で示したほうが伝わりやすくなります。

静止画と動画をどう使い分けるか

デジタルサイネージがあるからといって、常に動画を選ぶ必要はありません。新商品や映画、イベントなど、短期間で強い印象を残したい告知には動画が向いていますが、長期間にわたって店舗名や場所を知らせたい場合は、駅サインボードやポスターのほうが目的に合うこともあります。

動画を選ぶ場合も、画面の縦横比や解像度、ファイル形式は媒体ごとに異なり、Web広告やテレビCMで使った動画をそのまま流せるとは限りません。特に新宿ウォール456のような超横長の画面では、映像を作り直す必要があります。
放映料金だけでなく、動画制作や画面サイズに合わせた調整の費用まで確認したうえで、静止画と動画のどちらが適しているかを判断することが大切です。

 

まとめ

交通広告のデジタルサイネージには、駅の大型ビジョンや通路に並ぶ画面、電車やバスの車内モニターなどがあります。同じ動画広告でも、設置される場所によって、画面の大きさや見られる距離、広告に触れる時間は異なります。

駅では歩きながら画面を見る人が多いため、短い時間でも商品名や企業名が分かる映像が必要です。電車やバスの車内では、乗車中に同じ広告を繰り返し目にする可能性がありますが、運行情報なども表示されるため、広告だけを長く見てもらえるわけではありません。

新商品やイベントの告知、企業やサービスの認知向上には動画が向いていますが、長期間にわたって店舗名や場所を知らせたい場合は、駅サインボードやポスターのほうが目的に合うこともあります。誰に、どこで、何を伝えたいのかを整理したうえで、静止画と動画のどちらが適しているかを判断することが大切です。

どの媒体が目的に合うのか、静止画と動画のどちらを用意すればよいのか、判断に迷う場合はぜひご相談ください。広告を届けたい地域や客層、伝えたい内容に合わせて、媒体選びから映像制作、入稿、放映までご提案します。

 

 

運営者情報

運営者
株式会社キョウエイアドインターナショナル
住所
東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル17階
お問い合わせ
https://kyoeiad.co.jp/contact/
電話番号
0120-609-450

関連記事